買って早々こんなことを言うのはどうかと思いますが・・・。
Super-Takumar 55mm F1.8のレンズコーティングが黄金色なのが気になったので、検索してみると、どうやら「放射能レンズ」とか「アトムレンズ」とか言われていることがわかりました。
この類のレンズは、放射性同位体を混ぜたガラスを使うと、他のレンズより優秀な描写をするということで、1940年代後半にアメリカで開発されたものが世界に広まり、日本では1970年代まで旭光学(後のペンタックス)のタクマーレンズによく使われていたそうです。
その反面、経年劣化よりも早くレンズが黄変色するという性質が・・・。
改めて手持ちのレンズを見てみると、
うーん、それっぽい。
そうして一抹の不安を抱えながら、さらに進んでいくと、実際にレンズの放射能測定をしている方がたくさんいて、その中でこのレンズについても言及されていました。
それによると、旭光学製造の中で放射能が特に多く発せられている、「Super-Takumar 50mm F1.4」(初期型除く)と比べるとそれほどではないが、自然界の約15倍の放射能を発している。
との結果が判明しました。
15倍だなんて、シャレにならないのではないか思うところですが、今のところ人体には影響のない範囲だから大丈夫だとのこと。
さらに、放射能は5cm離れると計測値がガクンと下がり、60cmも離れればほとんど反応がなくなるそうです。
そう言われれば大丈夫かなぁと思ってしまうのですが、あまり精神衛生上よろしくないので、これからはそこのところも考えてジャンク品をあさっていきたいと思います。
ただ、放射能レンズの描写力は見てみたいので、手持ちの「Super-Takumar 55mm F1.8」はしばらく使っていきます。
というか、買ってからすぐに手放すのはもったいない(笑)!
参考ページ:http://maisonptan.exblog.jp/i35/
追記:いろいろ調べてみた結果、この横変は紫外線によって除去できるようです!日干しで1ヶ月、もしくは紫外線ライトを数日照射すれば色が抜けるとのこと。その上露出が明るくなるそうです。分解できる方は試してみてください。
1 Trackback or Pingback for this entry:
[…] 今持っている「Super-Takumar 55mm F1.8」と比べてレンズの色や黄変具合が違うので、アトムレンズではないようです。 今度アトムレンズと非アトムレンズの画質比較をしてみたいですね。 […]